これから動画広告を始めてみたいけど、どんな広告を作ればいいの？
って方も多いかと思います。
私もそうでした。なんとなく動画広告はいいって聞くけど、どうやって作ればいいかわからないし、
リサーチして参考にしてみて作ってみたいけど、どんな広告が人気なの？と悩んだ時期がありました。
そんな方々にアメリカで人気のYouTube広告をまとめてみました。
これらの参考広告動画を見れば、今後どんな動画広告を作成すればいいのか、きっとわかるかと思います。
ぜひ参考にしてみて下さい。
Amazon: “Alexa’s Body”
YouTubeでの再生回数が78,344,440回と、誰もが注目する広告でした。
アマゾンは、バーチャルアシスタント技術「アレクサ」のプロモーションのため、映画スター、マイケル・B・ジョーダンを起用したクリエイティブで陽気な広告を配信しています。
この広告は、女性がアマゾンのEcho Dotに感心しているところから始まります。
そして彼女は窓の方を向き、ジョーダンの映画の広告を見て、アレクサが実際にジョーダンの人生全体を想像する。
見ている観客はジョーダンとの生活を楽しすぎるあまり、その陽気な旅に参加した気持ちになります
この広告が素晴らしい理由は、宣伝が難しい製品を、People誌の2020年「最もセクシーな男」の受賞者であるセレブリティを起用して、文字通り生き生きと表現していることです。
有名人を起用する場合、ブランドの認知度や想起度を高めるのに役立ちます。
このジョーダンを起用したこの広告は、印象的で効果的な広告になり、視聴者の印象に残すことで
ブランド認知を成功させました。
Ad Council: Child Car Safety
この広告は、個人的に気に入っている広告です。
子供たちが登場する広告は、多くの場合、人気が高いものが多いです。
しかし、このCMは、子供のかわいさだけを目的としていないので、印象に残る広告となっています。
この広告では、2人の子供が庭に立ち、バスケットボールの輪の設置について両親が言い争う様子を描いています。
父親は「大丈夫」と母親を安心させるが、フープが地面に叩きつけられただけで、父親（と母親）の自信は失われてしまいます。
その後、子どもたちの視点に変わり、より安全に車に乗るためのウェブサイトを親に勧めています。
どうつながるのでしょうか。この父親は、子供のためなら何でもするということを主張する広告となっています。
「日常的に（自分の）の腕を試す」「（自分の）結婚生活の強さを試す」ということも含めて。
だから、彼の子供たちが安全に車に乗れるようにするのは、簡単なことのはずです。
深刻な話題には深刻な広告が必要というわけではなく、ユーモアのあるメッセージで伝えるのことは
広告の中で最適な方法だということを教えてくれます。
AT&T: “Say Goodbye to Awkward Chats”
ビデオ接続が悪い？フリーズしてる？
最近オンラインで働く時代になり誰もが経験することですよね。
ビデオチャットをしている相手のネット状況が悪く、数秒ずつ固まってしまう面白い広告です。
新米ママが妹に新生児を紹介する様子で、赤ちゃんをカメラに移した瞬間に、おばさんのネットスピードが遅れて、おばさんの顔が嫌悪感を示してフリーズしてしまうのです。
姉はどうしてもネットに関する妹の表情を勘違いしてしまい、自分の赤ちゃんに嫌悪感を持っているように受け取ってしまうのです。
わずか30秒の間に、日常生活で起こることを、面白くて親近感のわく広告に仕上げているのです。
この物語のモラル優れた広告を作るために、必ずしも遠くへ行ったり、多額の予算を使う必要はなく、私たちの生活の平凡な部分から生まれることも作れるのです。
Nike: “Never Too Far Down, You Can’t Stop Us”
ナイキといえば、”インスピレーション “という言葉が頭に浮かぶのではないでしょうか。
“インスピレーション “というコンセプトは、ナイキの価値観やミッション・ステートメントに込められています。
それが忠実に反映されている広告です。
世界のトップアスリートを起用し、成功の浮き沈みを表現した広告です。
バスケットボール界のスター、レブロン・ジェームズがナレーションを担当し、アスリートたちのどん底の映像がスクリーンに溢れ出す。
彼は、落ち込み、葛藤と立ち直りを表わしています。
ナイキは、どのメッセージが最も共感されるかを見極めていると言われています。
その結果、彼らは車輪の再発明をしないことで有名です。
つまり、常に新しい試みをし、インフルエンサー、セレブリティ、そして一般人などを使用することでいままでの広告と同じインパクトを与えることに注力しています。
Masterclass: “Chris Voss Teaches the Art of Negotiation”
MasterclassがYouTubeで最も多く再生された動画は、同社のマスタークラスの一つである「交渉術」の広告です。
他にも有名人が出演している動画があるにもかかわらず、この動画が最も視聴者の心を捉えたようです。
内容の問題だと主張する人もいるでしょうし、それは正しいかもしれません。私は、彼らが使った方式が原因だと思います。
この広告の始まる瞬間、その文言に吸い込まれるように入っていきます。
“人生のすべては交渉だ”
そこから、映像の登場人物とナレーターの世界に引き込まれるような構成になっています。
この広告が効果的な理由は、最も重要な質問に答えているからです。
なぜ、あなたがこの広告を気にしたのか？という質問です。
それが自分にどう関係するのか、どう役立つのか、日常生活でどう活用できるのか、視聴者に正確に伝えることができます。
あなたの広告が製品に焦点を当てたものでない限り、それはそれらの質問の答えを与える必要があります。
Travelers Insurance: “Legacy”
あまりかのYouTube広告のトップ10には、よく保険会社がランクインしています。
アメリカの保険会社は、コマーシャルを面白おかしく作ることで有名です。
なぜなら、何か恐ろしいことが起こったときにしか必要とされない商品を、あれこれ趣向を凝らし売り込むという、まさにマーケティングの本場アメリカらしい広告の種類なんです。
そしてさらに、トラベラーズ・インシュアランスは、YouTube広告で一味違うことをしました。
それは保険会社は不安をあおる広告が多いなか、心温まるような広告を作ったのです。
このブランドは、実業家が自分の遺産である家業を娘に譲るというストーリー。
そして、それができるのは、自然災害の後に店を再建するための保険があったからだという。
レガシーというコンセプトを使った広告は、保険の広告ではあまり見たことがありません。恐怖心を煽ることなく、心温まる内容になっており、だからこそ効果的なのでしょう。
Bluehost: “Build Beyond Boundaries”
製品やサービスの話題性を高めるには、「伝える」よりも「見せる」ことが大切です。
ブルーホストは、55秒という短い時間の中で、視聴者にしつこく広告を見せることなく、
ブランドの最大の特徴をアピールする素晴らしい広告を流しました。
この広告は製品デモとして、架空のウェブサイト「ラーメン」コンセプトを使って使いやすさをアピールしています。その理由は以下の通り。
- 視聴者は、その仕組みを広告内で完結してみることができる。
- 視聴者を飽きさせない多くの画像メディアを含んだ映像を多用している。
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