YouTube広告を始めるにあたって、一番最初に困惑することは、何を広告で流すかよりも、
なにをしたらいいかというYouTube広告の種類の多さに困惑します。
さらに、YouTube広告は、PPCや 有料ソーシャルメディアキャンペーンを行うのとは少し異なっています。
このYouTubeというプラットフォームは、ほかのSNSと比べるとと特殊な広告出稿方法や種類があります。
最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れれば可能性を最大限に活用することができますので、YouTube広告の基本的な知識を学んでいきましょう!
YouTube広告の概要
ユーザーの検索履歴に基づくターゲティングが可能な広告です。
数年前、Googleは、広告主がYouTubeでより多くの視聴者にリーチできるようにすること、特にYouTubeの視聴の50%が行われているモバイルデバイスでリーチできるようにすることを発表しました。
その中で、最も大きな発表は、YouTubeがすでにターゲットにしている視聴行動に加え、Googleの検索履歴に基づいた視聴者を広告主がターゲットにできるようになることでした。
つまり、履歴をさかのぼってあることに興味関心があるユーザーにピンポイントに広告を出稿するという取り組みです。
マーケティング担当者は、最近ある製品やサービスを検索した人に向けて広告を出すことができるようになりました。
動画広告の内容が、視聴者が調べていた検索に関連していれば、広告全体を見たり、広告をクリックしてWebサイトにアクセスしたりする可能性が高くなる傾向があります。
なので、YouTube広告は成果を高く出せる広告の一つなんです!
オーディオ広告
最近、オーディオが成長しています。
ポッドキャストや新しいソーシャルメディアアプリのクラブハウスを見ない日はないというぐらい発展してきました。
この時代のこの変化に対応するため、Googleは、YouTubeの広告主が音声のみの広告を作成できるようにしました。
まずは動画広告から始めることをお勧めしますが、もし広告やSNSで発信していく中で、視聴者が最も好むものを学んだら、オーディオ広告の使用を検討することをおすすめします。
データアトリビューションモデルのアップグレード
Googleはまた、YouTubeのデータアトリビューションモデルをアップグレードし、ユーザーが広告にどのように関与したかをより適切に測定できるようにしました。
また、コンバージョン単価を決定し、検索広告やショッピング広告のアトリビューションレポートと一緒にYouTube広告のパフォーマンスを確認することができます。
YouTubeで狙うキーワードは、平均クリック単価が1~2円と言われ、従来のGoogle検索よりも比較的安価に設定されています。
見込み客の注目を集めたり、自社ブランドをよく知らない人を教育したりするためには、積極的な取り組みが必要です。
YouTube広告を使えば、まさにそれが可能です。
ビデオやオーディオなど、より魅力的なコンテンツで視聴者をターゲットにする、費用対効果の高い方法です。
YouTube動画広告の種類
YouTube広告にはいくつか種類があります。
基本的な広告の種類の概要を説明していきます。
ビデオディスカバリー広告
ビデオディスカバリー YouTube 広告は、YouTube のホームページ、検索結果ページ、YouTube のビデオ視聴ページで関連ビデオとして表示されます。
この広告は、YouTubeで検索を行った後に表示されます
赤枠の部分です。
ユーザーが広告をクリックすると、目的の動画ページの右側のカラムにコンパニオンバナーディスプレイ広告が表示される仕組みになっています。
TrueViewインストリーム広告(スキップ可能な広告)
TrueView広告は、YouTubeの標準的な動画広告タイプです。
広告主は、視聴者が広告を見たとき、または広告をクリックしたとき
例えば、コールトゥアクション(詳しくはこちらなど)をクリックしたとき
にのみ、TrueView広告の料金を支払うことになります。
広告主は、ユーザーが広告を30秒以上、または動画の最後まで見た場合、あるいは視聴者がコールトゥアクションをクリックするなどのアクションを起こした場合にのみ料金を支払います。
YouTubeでは、
スキップ可能なTrueView広告の長さを12秒以上6分以内とすることを義務付けています。
TrueViewインストリーム広告は、ユーザーがYouTubeで動画を見る前に再生されます。
視聴者は、5秒間見た後に広告をスキップすることができます。
また、Googleディスプレイネットワーク(GDN)、またはGoogleのビデオ広告スペースを購入したサイトであれば、どこでも再生させることができます。
インストリーム広告では、広告主が様々なCTAやオーバーレイテキストで動画広告をカスタマイズすることができ、
以下のスクショでは「最新アイデア」さんによるスキップ可能なインストリーム広告の例です。
右側の動画の提案欄の上にも、「最新アイデア」からの「無料登録」のボタンがあり、ここからLPやホームページに飛ぶことができます。
TrueViewビデオに収録できる内容
TrueView 動画キャンペーンでは、人物、台詞、音楽、またはロイヤリティフリーとみなされるものを含め広告配信することができます。
ただし、通常の長い宣伝用コマーシャルは流さない方がいいです。
なぜかというと、これらの動画はスキップされる可能性があるため、
視聴者が見続ける必要があり、製品の宣伝は、期待するような再生回数を得られません。
そのため、私のおすすめは宣伝ではなく、ストーリーを語る手法の動画広告です。
人々は、共感できるような苦労に直面した人の事例を見るのが好きです。
スキップしたくなくなるようなエンターテインメントを広告で提供することで、スキップ可能であってもスキップされずに視聴される可能性があるからです。
TrueView広告を使えば、広告主は広告のパフォーマンスについて膨大な情報を得ることができ、最適化やテストを行うことができます。
YouTubeのアカウント管理者は、Google Adsのアカウントを使用して、
- 広告の再生完了
- 部分再生
- チャンネル登録
- CTAのクリック率
- コンテンツを共有したユーザーによる再生
などに関するデータを収集することができます。
これらのアクションにより、広告主は動画広告費の価値を最大限に理解し、成果を上げるためにどこに予算を配分すべきかをよりよく分析を可能にし成果の出る広告運用が可能になります。
スキップ不可のインストリーム広告
スキップ不可のインストリーム広告は、動画の前後・中間に再生することができます。
再生時間は、15秒から20秒です。テレビのCMのように使用することができます。
スキップできないミッドロール動画広告は、10分以上のYouTube動画の途中に表示されます。
広告表示中は5秒間のカウントダウンが表示され、
広告が配置された場所に黄色いマーカーが表示されます。
スキップ不可のインストリーム広告に含められるコンテンツ
スキップ不可のインストリーム広告は、TrueView広告と同様に、
割り当てられたコンテンツに自由度があります。
15秒から20秒の間に、人物、会話、音声など、さまざまななコンテンツを入れることができます。
スキップ不可のインストリーム広告はスキップできないので、これらの動画はコールトゥアクション(CTA)で作成すると、視聴者からの注目を最適化することができます。
つまり、視聴者が広告をクリックし、見返りを受け取るように仕向けることができるんです。
例えば、新製品を発表したり、この季節に開催される大きなイベントを宣伝したりする場合、スキップできない広告を使用してクリックを獲得しましょう。
YouTubeは、スキップできない動画ペイ・パー・クリック(PPC)方式で販売していることを覚えておいてください。クリックする価値がある動画を配信するようにしましょう。
バンパー広告
バンパーは、YouTubeビデオ広告の中で最も短いタイプです。
ブランド認知に最適の動画スタイルです。
バンパー1つにつきわずか6秒で、これらの広告スポットは、視聴者が選んだ動画の前に再生されます。また、スキップすることもできません。
しかし、新製品の発売やイベントなどの大規模なビデオキャンペーンを補完するには最適な広告です。ただ、6秒という時間を賢く使い、視聴者に覚えてもらいたいブランドの要素だけを盛り込むようにしましょう。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、下図のように、動画の下部にホバー表示されるバナー広告です。
このタイプの広告は、他のインストリーム動画キャンペーンの補助的な役割をするのに理想的です。
バナー広告は、スキップできない動画広告と比べると押し付けがましくないので、ユーザーに嫌悪感を与えることなく宣伝できるので、ブランド認知を取りたい方におすすめの方法です。
YouTube広告はおすすめの広告出稿
以上のようにYouTube広告の種類を見てきましたが、まだまだ動画コンテンツは伸びている市場にもかかわらず、競合がすくない状況です。
さらに検索履歴に基づいてユーザーをターゲットにできるので、動画の成果としてはほかの広告媒体と比べると高いものになります。
YouTubeの広告は、これまで以上にターゲットを絞った広告媒体ですので、使用してみてください。
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